2020年8月11日火曜日

蝉の声

 梅雨が明けたら猛暑がやってきました。

皆さんは体調を崩したりしていませんか?くれぐれもご自愛ください。


ところで、この週末にヒグラシの鳴き声を聞きました。夕刻に何とももの悲しく聞こえるあの声は皆さまそれぞれの切ない夏の思い出と共に胸に染みついているのではないでしょうか。ミンミンゼミやアブラゼミの勢いに始まってヒグラシの哀調で去ってゆく夏はひときわ趣深いものが有ります。

 

ところが、アメリカに行くと蝉は数年に一度大発生したりして街に大きな被害を与える害虫という扱いだと聞いたことが有ります。リモートワークをしていると海外の人からノイズが入っているぞと指摘され、その原因が蝉の声だったなんて事例もあるそうで。

 

なんでも、大部分の人は虫の声を音楽脳たる右脳で認識し、一部の人は言語脳たる左脳でそれを認識するのだとか。右脳で聞くと雑音として処理され、左脳で聞くと声として処理される云々。さらにその差は人種ではなくどの言語を母国語とするかで分かれ、左脳で聞くのは日本語とポリネシア語を母国語とした場合だとか。白人でも日本語で育てば左脳で処理し、日本人でも英語で育てば右脳で処理するそうです。


ほんまかいな?と思いつつ、理屈はともかく夏から秋にかけての虫の声を自然豊かな千葉の片田舎で満喫できる環境に感謝しております。もう少し涼しくなって、きれいなお月様を美しい虫の声と共に眺められる日々を待ち望んでおります。