2018年7月30日月曜日

暑すぎて溶けた

 早い、暑い、長いといわれている未曾有(言い過ぎか?)の酷暑が続く毎日ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

 先日この猛暑のせいで起こったと思われる現象についてお話します。


 一から印刷データを作る際にはクライアントから原稿をお預かりするのですが、その仕事では原稿の一部が〝擦ると消えるインク使用のボールペン(アレです)〟で手書きされていました。
 出来上がった第一稿出力紙と原稿をクライアントにお渡しした後、
「原稿の文字が薄く、見え辛くなっている」
とのご指摘を受けました。
 一緒に原稿を確認したところ、確かに手書きの文字色が薄くなっています。


 その仕事では一部の作業を分業しており、入力作業をした者に確認すると、
「入力作業をする際にすでに文字が消えかかっており、消えるボールペンのせいだろうと思い、冷蔵庫で原稿を冷してなんとか読めるレベルまで文字色を回復させた」
というではないですか。


 〝擦ると消えるインク〟は温度に反応して色が変化するもので、60℃以上で消え(透明になり)-10℃で元に戻る性質を持っています。
 部分的に消えているというわけではなく数枚にわたる手書き原稿全体が熱の影響を受けたというのは、例えば、誤って熱いヤカンなどを原稿の上に乗せてしまったわけではないということです。

 通常、お預かりした原稿は大切に扱いますし、今回も手順に変わったところはありませんでした。
 どの段階で高熱にさらされたかはイマイチ確定できませんでしたが、クライアントには事の次第と今後は保管温度にも気をつけることを報告しました。


 ほぼ毎日欠かす事なく「暑い!」と口をついて出てしまいます。仕事に支障をきたさないためにも体調管理には気を使わなければ、とは思っていましたが、まさか暑さで文字が溶けて(消えて)しまうとは思いませんでした。

ちょっと涼しげな画像など

 この猛暑は残り…2ヶ月ほど続くでしょうか?(長い…)
 昼のお弁当と原稿がDTP室の冷蔵庫に並んで入っているシュールな光景が見られることになるのでしょうか?(保管場所については検討中です)
 暑い夏だからこそ出来ることもあるでしょう。でも、ほどほどでいいんです。ほどほどで………


DTP課 幽霊も毛虫も暑いのもイヤ

2018年7月10日火曜日

歴博企画展のポスター作りました。


デザイン室 チーフデザイナー Tom

本日7月10日(火)から9月17日(月・祝)まで
千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館(以下歴博)で
企画展「ニッポンおみやげ博物誌」が開催されます。

そのポスター・チラシ・チケットなどをデザインさせていただきました。

「ニッポンおみやげ博物誌」A4チラシ

旅先で「おみやげ」を選ぶときの楽しさと、
江戸時代から現代までの「おみやげ」を展示するということで
懐かしい感じ(いい意味での古臭さ)を出しつつ、
インパクトのあるデザインにしてみました。

展示はまだ見ていませんが、企画展の担当の先生とお話ししていると
昔懐かしい「おみやげ」や超高額の「おみやげ」
えっ!こんな「おみやげ」あったの!と驚きのものなど
友人や家族で行くと盛り上がりそうな展示になっているようでした。
私も時間を作って見にいきたいと思っております。


歴博とは以前からお仕事をさせていただいていまして
もう終わってしまいましたが、3月より開催していた
「世界の眼でみる古墳文化」もデザインさせていただきました。

「世界の眼でみる古墳文化」A4チラシ

この企画展示は、「古墳」を通して色々な角度の視点で
その意味や役割を浮き彫りにするという
今までの「古墳」の展示とは一風変わっていてとても楽しめました。

そしてなにより、ガンダム世代には感涙の
安彦良和氏の書き下ろしの原画が数点展示してありました。
(チラシの中のイラストはその一枚です。)

その他今までにデザインしたモノの一部を掲載させていただきます。

「河童とはなにか」B2ポスター
「AINU」B2ポスター
「風景の記録」B2ポスター

「万年筆の生活誌」JR駅貼りポスター(B0×5)
企画展示 解説シート 中面
歴博国際シンポジウム
「日本の歴史と文化を語ろう」
日本語・英語・韓国語











以上、いかがでしたでしょうか?
これからもデザインしたモノをブログに載せていこうと思っております。

2018年7月2日月曜日

テキストエディターのお話


 Windows標準のメモ帳、MAC標準のテキストエディットなど「テキストエディター」
 文字を入力するだけなら動作の軽い「テキストエディター」が便利です。
 ただし、レイアウトはほとんどできないので、材料としての文字データになります。

 「テキストエディター」とは、単純に文字を並べたデータを作成・編集するソフトです。拡張子(○○○.txt)で保存する場合は書式や書体は保存できません。なので、シンプルな文字だけのデータを作成できます。
 余計な設定が含まれていないため、コピーして貼り付ければ、あらかじめ設定した書式に流し込むことができます。
















 「テキストエディター」はパソコンに標準で入っているもの以外に市販されているものやシェアウェア・フリーソフトとして配付されているものなどがあります。
 ソフトによって異なりますが、以下のような機能があります。

 ●プログラマー向けの高度な検索・置換

 ●文書を整えるための便利なツール
  カタカナ→ひらがな  半角文字→全角文字
  行前後のスペースの削除 … など、いろいろ

 ●文字の種類(半角数字、半角文字、全角スペース、タブ記号…など)で色分け
  設定したキーワードを強調表示できるものなどもあります。

 ●2つのデータを比較して違いを表示する。
   ・
   ・
   ・
 他いろいろ

 フリーウェアでもかなり高機能なものもありますので、
探してみるのもいいかと思いますよ。

DTP課 カメカメ力