2026年9月10日木曜日

命名って難しい

 

個人情報保護やプライバシー保護の観点から近年減って来ているように思いますが、弊社でも各種の名簿を作成しています。

名付けに使える漢字には制限がありますが読みにはないため、珍しい当て字や読みを採用した「キラキラネーム」とも呼ばれる名前が2000年代に急増しました。現在活躍しているスポーツ選手にも散見されますね。読みづらかったりする為、ふりがなの重要性を強く感じます。

「最近の名前は…」と批判的に取り上げられる際は、反論として森鴎外(明治時代)の子供への名付けが引き合いに出されるのも定番です。(於菟・茉莉・不律・杏奴・類… 茉莉と類はもはや不自然に感じられないようになりましたが、現代の感覚でもさすがに名前に「奴」はないと思います…)

ただ、最近では原点回帰といいますか、昭和時代に馴染みのあった系統のものも復活しているようです。

 

名付けといえば、人や物へのものだけではありません。

 

ちょっと前のことですが、一部の外国人(日本語ネイティブではない方)の間で「口寂しい」という言葉が話題となりました。

「別にお腹は空いてないのに、何か口に入れて咀嚼したい、あの感じ…」は誰しも覚えがあるのに、少なくとも英語には該当する単語はなかったらしく、「あぁ~分かる!」と共感を得たのです。その感覚に名前を付けるという発想と口が寂しがっているという直球の命名がユニークだと評されていました。

同じような理由で「別腹」という言葉もウケていました。こちらは英語でも「デザート用のスペース」という表現があるようですが、「別腹」よりは丁寧な言い方のように思います。

感覚・現象に名前が付くというのはそれぞれの文化に根差したもので、日本語←→英語間でそのままスムーズに翻訳できないものは思っているよりも多いようです。聞いた話によると「ノスタルジー」も日本語の「懐かしい」とは微妙にニュアンスが違うとのこと。ロストイントランスレーションですね。

 

変わった名付けで思い出すのが「青木まりこ現象」。

「書店や図書館でふいに便意をもよおす」という、青木まりこという女性が雑誌へした投稿が元になっているそうです。

身に覚えがあるような、ないような。AIさんは条件反射・本の匂い・リラックス・プレッシャー等が理由だという説を挙げていますが、実際どうなんでしょうね。

 

ひとつ、これに名前が付いていてもいいのでは、と思っていることがあります。

それは…「ティースプーンが長い時間をかけて少しずつ無くなっていく」現象です。

どうやら世界中で認識されている現象らしく、オーストラリアの研究グループが原因を調査した論文まであるのです。しかし、命名はされていない模様。

(原因の仮説の中には「スプーンが別の星へ移住をしている」というのもあるらしいのですが、これはちょっとふざけ過ぎですね。)

自分が命名者になろう!と色々と考えてみましたが、如何せんセンスがなく、断念。

はっきり言ってしまえば、間違えて捨てている以外に原因はないのでしょうが、個人的に経験があるだけに「ズボラ」の一言ですませて欲しくないと思っています。

 


 

 

 

 

 

 

 

DTPデザイン課 なぜかフォークはなくならない


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