印刷業界にいれば当たり前のように使われる専門用語。
しかし、一般の人には何だか分からないネーミングの専門用語がたくさんあります。
そんな専門用語を分かりやすく解説します。
第4回は「画像解像度」!
■「画像解像度」とは
印刷では文字だけでなく、写真やイラストなどの画像を印刷する場面が多々あります。
そんな画像を印刷する際の画像の細かさ(密度)を『画像解像度』と言います。
そして、印刷業界で使われる『画像解像度』の単位が3つあります。
1. dpi
2. ppi
3. lpi です。
まずはdpiから説明していきます。
■dpi (dots per inch/ドット パー インチ)
印刷物やスキャナーなどの解像度を表す時に主に用いられます。
1インチ(25.4mm)の1辺にドット(点)が何個並んでいるかで解像度を表しています。
例えば、左の図のように1インチの1辺に10個の点が並んでれば、10dpiということになります。
一般的に、印刷用の解像度は350dpiと言われています。
■ppi (pixel per inch/ピクセル パー インチ)
デジタル画像の解像度を表す時に主に用いられます。
1インチ(25.4mm)の1辺にピクセル(正方形)が何個並んでいるかで解像度を表しています。
dpiと1同じように1インチの1辺に並んでいる正方形の数である。
■lpi (lines per inch/ライン パー インチ)
スクリーン線数とも言われ、新聞などの商業印刷で用いられる。
1インチ(25.4mm)の1辺に網点が何個並んでいるかで解像度を表しています。
画像解像度の大きさ、精密さは、3つの単位とも基準が、1インチの中にどれだけの点やピクセルや網点が入っているかによるものなので、解像度の数値が大きいほど大きく、綺麗であると言える。
大きさを合わせた場合、解像度が高いと綺麗に見えるが、
解像度が低いと画像が荒れてしまいボケたような画像になってしまう。
左より高解像度・中解像度・低解像度 |
逆に、解像度を合わせると、画像の大きさが変わる。
※注 画像解像度は、高解像度のデータを低解像度にすることは可能であるが、低解像度のデータを大きく綺麗な画像にすることはできない。なので、画像を撮る場合はなるべく高解像度で撮ることをお勧めいたします。
■まとめ
・「画像解像度」の単位は3種類あり、それぞれに特徴があります。
・「画像解像度」は数値が高いほど大きさと、精密度が高い。
・写真などを撮る場合は、なるべく高解像度で撮ること。
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